循環器内科では、糖尿病の患者様の合併症である、虚血性心疾患や下肢閉塞性動脈硬化症の検査、予防、治療を積極的に行っています。
心臓を栄養している動脈(冠状動脈)が動脈硬化によって細くなったり詰まったりして、心臓に障害が生じてしまう病気の総称です。主に、「狭心症」と「心筋梗塞」がこれに該当します。特に、急性心筋梗塞は命に関わる疾患で、突然死の主な原因の一つとされています。日本人の死因の第2位は心疾患であり、その内の大多数が虚血性心疾患によるものです(2009年人口動態統計年報より)。
現在では治療技術・体制の改善により、死亡する患者様は減少しています。しかしながら、治療後も心筋梗塞による多くの合併症が生じることが少なくなく、一生、治療薬が必要となります。
糖尿病患者の多くの人が虚血性心疾患に罹患することが広く知られています。
虚血性心疾患の約60%に糖尿病や耐糖能異常を合併しているとの報告があります。また、糖尿病患者さんは2~10倍も急性心筋梗塞になりやすく、その経過も思わしくありません。従って、糖尿病があるというだけで、一生涯、注意が必要です。
一般的には、胸部圧迫感や労作時の息切れ、心窩部痛等があります。しかしながら、歯の痛みや肩の痛み等の症状で発症する場合も少なくありません。
また、糖尿病患者さんは虚血性心疾患の症状が出にくい事が多いので、症状が無くても、虚血性心疾患を合併していることが少なくありません。
動脈硬化によって、足に血液を送る血管が細くなったり詰まったりする疾患です。 初期には症状はあまりありませんが、進行すると、歩行時に下肢の痛みやだるさが出現します。さらに進行すると、じっとしていても強い痛みを感じたり、皮膚が黒く壊死したりします。そして、最終的には足が腐って、切断しなければならなくなる事があります。
下肢の血流を測定する検査等で検査を行います。データが悪い場合や症状がある場合には、追加で画像検査を行います。
循環器内科の外来や入院で、さらに詳細な検査を行います。必要に応じてお薬やカテーテル等で治療を行います。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |||||
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時間 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 |
担当医 | 久保 元基 | 三好 亨 | 三好 章仁 | 杉山 洋樹 | 吉田 賢司 | |||||
診察場所 | 東7病棟 心リハ室 |
外来棟 内科Aフロア |
外来棟 内科Aフロア |
東7病棟 心リハ室 |
外来棟 内科Aフロア |
役 職 | 氏 名 |
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助教 | 三好 亨 |
助教 | 杉山 洋樹 |
助教 | 吉田 賢司 |
医員 | 久保 元基 |
医員 | 三好 章仁 |